お薦め図書の中身が見えないよう新聞紙などに包み「福袋」として貸し出すサービスが10月22日、あきる野市中央図書館など市内4つの図書館で始まった。
職員が「面白いのになかなか読まれずもったいない」と日頃感じている図書を選定し、「ティーンズ福袋」と名付けた。計75セットを用意し、初日で半分が貸し出された。
福袋は3冊1セット。包装紙にはそれぞれ「哲学を楽しもう」「生きる力が湧く本」「スポーツを楽しむ」などテーマとヒントが書かれ、お薦めの本が包まれている。借りる人はテーマとコメントをヒントにイメージを膨らませて選択するが、どんな本が入っているかは「開封してのお楽しみ」となる。
福袋は大阪市内の図書館で行われ話題となった。あきる野市議会でも取り上げられ、今回の実施となった。「利用者へドキドキ感とワクワク感を届けたい。中身は開けてからのお楽しみ。図書館にもこんな本があったんだという新たな出合いや発見を感じてもらえたらうれしい」と同館担当者。好評であれば定期的な実施も考えていくという。