プロ野球ドラフト(新人選手選択)会議でヤクルトスワローズから3位指名を受けた山崎太陽投手(創価大4年)が11月23日、母校の青梅市立第五小学校(青梅市梅郷3)を訪問した。出身の吉野ベースボールクラブの柳原光雄代表と指導陣、選手、父母ら100人に出迎えられ、祝福を受けた。
山崎投手は193センチの大型右腕。同クラブから羽村シニア、愛媛県の帝京第五高を経て創価大へ進むと、佐藤康弘監督の勧めで、1年時に捕手から投手へ転向した。
大歓声で迎えられた山崎投手は選手たちと記念撮影。サイン会を行った後、キャッチボールや遠投などの練習に参加し、アドバイスを送った。
山崎投手は「ドラフトの順位はびっくりした」と明かし、直球、カーブ、スライダー、カットボール、フォークボールの持ち玉の中では「切れのある直球に自信がある。スライダーに磨きをかけたい。まずは1軍を目指す」と力強く抱負を話した。
柳原代表は「26年のクラブの歴史で3人が甲子園に出場しているが、プロは初めて。ホームが神宮球場なのでみんなで応援に行きたい」とエールを送る。
山崎投手がいた当時の監督だった並木正さんは「メンタルに弱い面があったが、今は自信にあふれたいい顔をしている。羽村シニアに行くときに『投手になれ』とアドバイスしたが、『捕手がいい』と言われた記憶がある。プロで長く続けられる選手になってほしい」と激励した。
父母たちの喜びみもひとしお。巧君(5年)、泉さん(3年)、南ちゃん(年長)の2男1女が所属する安藤翼さんは「(ドラフト指名受けたことは)率直にうれしい。子どもたちの励みと目標になる」と話した。
山崎投手は年明け1月10日から新人合同自主トレに参加。2月にキャンプインし、プロ1年目をスタートする。