「日の出山荘(日の出山荘 中曽根康弘・ロナルド ・レーガン日米首脳会談記念館)」(日の出町大久野)で現在、写真パネル展「日の出山荘と中曽根康弘~平和を祈念する世界の要人たち~」が開催されている。
1983(昭和58)年の訪米時に「不沈空母」発言で物議を醸したこともある中曽根元首相。その別荘だった同山荘には同年、当時のロナルド・レーガン米大統領が訪れ、中曽根首相と日米と世界の将来を語り合った。2人は「ロン」「ヤス」と呼び合い、友情と日米の絆を深めた。
同町は米大統領の来町に沸き立ち、「ロンヤス饅頭」などの名物も生まれた。
その後も同山荘にはペレストロイカを進めたゴルバチョフロシア元大統領、全斗煥韓国元大統領など各国の要人が足を運んだ。
2007(平成19)年、同町は山荘を整備し、「日の出山荘中曽根康弘・ロナルド レーガン日米首脳会談記念館」として開館。日米の友好の証しとして、長く顕彰・公開される形になった。
写真パネル展では、群馬県高崎市の「中曽根康弘資料館」が所有する写真や書など中曽根元首相の公私にわたる貴重な資料を展示する。
開館時間は10時~15時30分。月曜・火曜休館。入館料は、一般=300円、65歳以上=200円、高校生=200円、小中学生=100円、未就学児と障害者手帳のある人は無料。12月14日まで。