羽村のマミーショッピングセンターは7月3日、明星大学経済学部経営学科の大学生とともに「マミー七夕祭り」を開く。
マミーショッピングセンターは1974(昭和49)年、羽村団地の隣に21店舗の商店街として開設。地元で親しまれてきたが、近隣にスーパーなどが出店。経営者の高齢化や後継者不足などから現在は13店舗となっている。
2008年から商店街の活性化を目的に、市と商店街、同大学が連携。片野浩一準教授ゼミナールがインターシップを利用し、夏祭りを企画し盛り上げてきた。イベントの期間中は各商店の売り上げが平均2倍以上になる、空きテナントの入居が決まるなどの効果を上げている。
産官学の連携で、大学は知識を実践的な場で活用し地域貢献しようと、今年3年生16人が参加した。商店街の空き店舗を利用した「ふれあいスペース」で準備を進めている。
「遊び、学び、体験」をテーマに、子どもたちに参加してほしいと、当日は短冊飾りや、動物パン作り、お好み焼きや綿あめなどの露天、フリーマーケットを行う。東日本大震災への復興支援で、福島県産の商品も取り扱う。商店街の各店舗は、セール品を取りそろえる。
開催を前に、学生らは近隣にクーポン付きのチラシ1万3000枚をポスティングした。ゼミ生の齋藤元輝さんは「触れ合いが持てるのが商店街の良さ。地域と商店街の活性化のために頑張りたい」と話す。開催時間は10時~18時。