
「ストロング小林展 第2弾 懐かしき昭和プロレス展」が10月10日から西友河辺店(青梅市河辺町10)で開催される。2023年12月に開いた同名展の続編となるもので、前回伝えきれなかったストロング小林選手の偉業をさらに掘り起こすほか、力道山からタイガーマスクまで「昭和プロレスの素晴らしさ」を伝えるものになるという。
青梅市出身の小林選手(本名=小林省三)は2021年12月に81歳で亡くなった。1940(昭和15)年、東京・本郷生まれ。戦争で青梅に疎開し、同市で育った。
25歳の時にボディービルの会場で国際プロレスの吉原功社長にスカウトされ入門。1967(昭和42)年、日本人初の覆面レスラー「覆面太郎」としてデビューした。その後、素顔となりリングネームを「ストロング小林」に改名。欧米のマットを転戦し、実績を残した。
凱旋(がいせん)後は国際プロレスのエースとして活躍。1971(昭和46)年にはIWA世界王座を奪取した。1974(昭和49)年3月、蔵前国技館でアントニオ猪木戦に臨んだ。1975(昭和50)年には新日本プロレスに入団し新日本のリングに立ち続けたが、1981(昭和56)年から腰痛を悪化させ長期欠場に入り、1984(昭和59)年、福生市体育館での試合を最後に現役を引退した。
会場では、写真、パンフレット、ポスター、等身大のパネルのほか、関わりのある遺品などを展示。小林選手をはじめ力道山、ジャイアント馬場、モンスターロシモフことアンドレ・ザ・ジャイアント、ビューティーペアらの勇姿も伝える。
実行委員長の持田一博さんは「小林選手と昭和プロレスのすごさを垣間見られる展示になる。マニアはもちろん、一般の方にも驚き、楽しんでもらえると思う」と話す。
開催時間は10時~18時(最終日は17時まで)。入場無料。10月15日まで。