
ATM窓口で特殊詐欺の被害を未然に防いだとして8月13日、JA西東京新町支店(青梅市新町)に青梅警察署から感謝状が贈られた。
同署によると、同支店を訪れた女性客が携帯電話をかけながらATMの操作を行っていた。モニターを見て不自然だと思った支店長の木村健二さんが副支店長の中里香織さんに声がけを指示。事情を聞くと、振り込みの理由がよく説明できず混乱状態だった。
中里さんが電話を代わり対応したが、話はかみ合わなかった。木村さんは詐欺と判断し、同署に通報。警察と協力して対応したという。
木村さんは「全国的に特殊詐欺被害が多いことから、不自然な手続きについては対応に気を付け、窓口やATMで声がけをしている。今後も支店職員全員で被害が出ないよう取り組みたい」と話す。
同署によると同署管内の特殊詐欺の認知件数は今年8月13日時点で14件、被害額は2,400万円ほどになるという。
同署生活安全課では、「金融機関やコンビニエンスストアなどATM設置事業者をはじめ各機関の協力を仰ぎ、詐欺の根絶、被害の未然防止に努めたい」としている。