
羽村市プリモホールゆとろぎ小ホール(羽村市緑ケ丘1)で8月9日、「キルギス映画鑑賞の夕べ 平和の叙事詩」が開催される。在日キルギス共和国大使館が主催し、羽村市が後援。同市キルギス親善友好団が協力する。
同市は東京2020オリンピックでキルギス男子柔道チームのホストタウンとなり、国際交流を深めるさまざまな事業に取り組んできた。当時の並木心市長らが尽力する市の取り組みを民間レベルで支えてきたのが同親善友好団で、キルギスが舞台となった「風の旅人」を歌い、同市・キルギス友好親善ボランティア大使を務める三田りょうさんと協力し、これまでキルギスへのツアーや友好の集いを開催するなどして、絆を深めてきた。
上映作品は「山嶺の女王 クルマンジャン」。19世紀、中央アジアでキルギス人の誇りを貫いた高地民族の女王クルマンジャン・ダトカの生涯を、壮大なシルクロードの大自然を舞台に描いた歴史ドラマ。2014(平成26)年に製作された初のキルギス映画で、15年の福岡国際映画祭で上映された。2時間を超す大作で、「美しい画面で描かれる平和の叙事詩」と高く評価された。
開催は17時30分から。入場無料。定員250人。上映に先立ち式典を開催し、オソエフ・エルキンベック駐日特命全権大使や並木心前羽村市長、同市キルギス親善友好団の小宮國暉代表幹事らが出席する。