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東海大菅生中等部の日本代表3選手、世界一を全校集会で報告へ

日本から応援に駆け付けた島田理事長とともに世界一を喜ぶ川合、山本、北村の3選手(左から)

日本から応援に駆け付けた島田理事長とともに世界一を喜ぶ川合、山本、北村の3選手(左から)

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 日本代表で「U15女子ソフトボールワールドカップ」に出場し9戦全勝の世界一に貢献した、東海大菅生高校中等部(あきる野市菅生)の川合瑠香捕手、北村葉琉投手、山本優依内野手が7月16日、全校集会で優勝を報告する。

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 ワールドカップは6月23日~7月7日、伊ミラノで開催された。12カ国が2グループに分かれ、オープニング(予選)リーグを戦い、上位3チームずつがスーパーランウド(決勝)リーグに進み、1、2位で決勝を戦った。

 日本は、プエルトリコに7‐0、イタリアに4‐3、メキシコに6-0、スペインに9‐1、アメリカン・サモアに6‐2と、全勝でスーパーラウンドへ進んだ。

 最大の難関は昨年王者で、世界ランキング1位の対アメリカ戦。マウンドを任されたのが北村投手。先攻のアメリカを0点に抑えると、日本は初回2点を先制。北村投手は無失点で流れをつくり、日本は4投手の継投でリードを守り切り、3-2で破り、1位で決勝に進出した。

 決勝はプエルトリコと対戦。北村投手が6回まで1塁を踏ませない圧巻のピッチングを披露。4-0で圧勝し、世界一を手にした。

 バッテリーを組んだ川合捕手は守備の要としてチームをけん引。チャイニーズタイペイ戦で左翼へ本塁打を放つなど打撃でも活躍した。山本内野手は決勝で先制のエンドランを決めるなど攻守での活躍が光った。

 菅生学園の島田幸成理事長と共に日本から応援に駆け付けた中等部ソフトボール部の村田隆一総監督は「北村投手は抜群のコントロールで、球威もアメリカの投手などと比べ遜色なかった。3人とも自分自身をコントロールして試合に臨んでいる姿に成長を感じ、すごいと思う反面、遠くに行ってしまった気がして、うれしさの中に少し寂しさを感じた」とたたえた。

 島田理事長は「3選手は各国代表選手とソフトボールを通して交流を深めることができたようだ。当学園は英語学習に力を入れているが、3人は英語力の重要性を感じ、自らの視野も広くなったと思う」と生徒の成長を喜んだ。

 次の目標は8月17日に大分県で開幕する「第47回全国中学校女子大会」での連覇。出場権を懸け東京大会が7月19日に始まる。3人は全中でも日本代表に恥じないプレーを誓う。

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