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 奥氷川神社で奥多摩郷土芸能祭 町の郷土芸能17種目が一堂に

国指定無形民俗文化財「小河内の鹿島踊」(写真提供=奥多摩町)

国指定無形民俗文化財「小河内の鹿島踊」(写真提供=奥多摩町)

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 奥多摩郷土芸能祭が9月29日、奥氷川神社境内(奥多摩町氷川)で開催される。当日は町の郷土芸能17種目が一堂に会し、披露される。

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 郷土芸能が盛んな同町には獅子舞をはじめ20に上る郷土芸能がある。西多摩地域で広く伝わる三匹獅子舞が町内13地区で伝承されているほか、国指定無形民俗文化財「小河内の鹿島踊」や「神楽」「川野の車人形」など多様な郷土芸能が残っており、それぞれ神社の祭礼日などで奉納上演される。

 2022年11月、ユネスコ無形文化遺産に登録された「風流踊」は41件の伝統的な盆踊りや念仏踊りで構成されており、その一つが「小河内の鹿島踊」。

 今回は獅子舞12、はやし2、神楽1、車人形1、鹿島踊1が参加する。いずれの郷土芸能も、地域住民をはじめ保存団体などの努力と熱意で保存、伝承が図られている貴重な文化財。関係者の一人は「こんな機会はなかなか訪れないので、ぜひ足を運んでほしい」と呼びかける。

 当日は8時から開会式を行い、8時15分~16時25分に17種目を次々と上演。16時30分から閉会式を行う予定。

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