大多摩観光連盟が10月から、JR青梅戦「奥多摩駅」「御嶽駅」、JR五日市線の「武蔵五日市駅」に「大多摩おもてなし隊」を1人ずつ配置している。
メンバーは、「ようこそ」と駅前で観光客に歓迎の意味を込めてあいさつし、バス乗り場や観光施設を案内するほか、ハイキングの相談などに乗る。都の緊急雇用創出事業を活用しハローワークで雇用した。
御嶽駅には馬場晃一さん(30)が詰めている。実家が御岳山で宿坊を開いており、「地元のために少しでも役に立ちたい」と応募。生まれ育った場所であっても、自分の知らない御岳山の魅力にあらためて気付かされたという。
奥多摩駅に詰める矢作佑允さん(30)は、住んでいた横浜から福生に引っ越した。システムエンジニアを辞めた後、旅行業を学んでいる時に求人があり応募。「バスの待ち時間が長い時は、一緒に雑談したりもする」。
武蔵五日市駅に詰める北堀達己さん(59)は、健康上の理由でトラック運転手を辞めた後、応募した。「お客さんの途切れる午後はあちこちに出掛けて勉強中」。
メンバーはフェイスブックなどを活用し各地域の旬な情報も配信している。