「日本一おいしい豆腐」を決める「第3回全国豆腐品評会」(全国豆腐連合会主催)で10月、青梅市裏宿の「とうふ工房ゆう」の「特選よせ豆腐」(寄せ/おぼろ豆腐の部)が最高賞の農林水産大臣賞を受賞した。絹ごし豆腐の部に出品した「特選絹ごし」も金賞を受賞し、ダブル金賞受賞となった。
店主の大久保裕史さんは青梅市役所を訪れ、浜中啓一市長に受賞報告を行った。浜中市長は「日本一の豆腐が青梅から出て市にとって大変な名誉」と称賛した。同店は昨年の品評会でも「寄せ/おぼろの部」で金賞を受賞している。
品評会では、予選を通過した89豆腐製造業者の125点の豆腐製品が「寄せ/おぼろ」「絹」「木綿」「充?(じゅうてん)」の4部門で味、食感、風味、見た目の美しさが審査された。大久保さんの作った「特選よせ豆腐」が「甘みと香りがずばぬけている」として4部門の最高点を獲得した。
受賞後、「原料の大豆のうま味を引き出すことに集中した」と顔をほころばせた大久保さん。実家の東大和の大手豆腐店で数年修業して昨年5月、店売りを主にした「ゆう」を青梅街道沿いに開業した。