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武陽ガス社員、「移動式ガス発生設備」で文部科学大臣賞受賞

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 武陽ガス(福生市本町)の技術研究室長・供給部参事、秋山惠男さん(60)がこのほど、「移動式ガス発生設備の開発」で、科学技術の貢献が認められ、文部科学大臣賞を受賞した。

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 同社に勤務すること42年。秋山さんは昨年2度、技術賞を受賞するなど、これまで21回の技術賞を受賞してきた。全国243社で構成するガス業界の第一人者として活躍している。「これまでも多くの賞を頂いてきたが、科学技術の貢献で、文部科学省から頂けたのは大変名誉なこと。開発の基となる原理にスポットが当たり評価されたのは何よりうれしい」と笑顔で話す。

 移動式ガス発生設備は、地震などガス管が破損した際などに利用される。スーツケースほどの大きさで、都市ガスを発生できる装置。新潟中越地震で有効活用されたことから、災害時のため国が予算をつけ、各県のガス協会、事業所などが所有。東日本大震災でも活用された。

 秋山さんは「今回の震災で、移動式ガス発生設備の利用で、手術が成功したというニュースを新聞で読むとうれしくなる」と目を細める。

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