京王観光(渋谷区)が10月7日~8日の1泊2日で、御岳山を巡る旅「作家・浅田次郎氏が小説で描く御岳山の世界を訪ねて」を催行する。
浅田次郎さんの母方の実家である御岳山の宿坊を舞台に、幼少期に聞いた題材をまとめた短編集「神巫(かみいま)す山の物語」「あやしうらめしあなかなし」が話題になっていることから企画したという同企画。御岳山の宿坊に宿泊し、浅田さんを招いた講演会、国宝が収蔵されている宝物殿の見学を行うほか、翌日には奥多摩の魅力をより深く知ってもらうため、御岳山周辺の歴史ある酒造や美術館を訪ねる。
旅の舞台となる御岳山は古くから霊山としてあがめられている山で、山頂には創建以来2000年の歴史を誇る「武蔵御嶽神社」がある。山上には神々を祭ってきた神職である御師(おし)の屋敷が立ち並び、「山中にはやおよろずの神々を感じる独特の雰囲気がある」という。
現在、参加者を募集している。新宿駅、調布駅、府中駅、聖蹟桜ヶ丘駅、京王多摩センター駅、京王八王子駅から各バスが出る。御岳登山鉄道「滝本駅」到着後、ケーブルカーで御岳山に登る。翌日もバスで各駅に送迎がある。募集は80人限定。参加費は、3~4人1室=2万8,800円、2人1室=2万9,800円、1人1室3万2,800円。申し込みは京王観光各営業所などで受け付けている。