檜原村藤原地区にある国重要文化財の小林家住宅の修復工事が終わり、5月31日から一般公開される。
当日は関係者100人ほどが出席し、開所式典を行う。藤倉獅子舞が花を添える。標高750メートルほどの山地に立つ同宅は江戸時代半ばの建設で傷みが激しいことから、村は2011年度から4年計画で修復工事を行ってきた。総工費は約3億7,000万円。
建物はかやぶきの入り母屋造りで、破風が大きく、かぶと造りの形式を持つのが特徴。間取りは三間取広間型で、広間には隅納戸が付いている。東京都から山梨県へかけての民家の関連を知ることができる貴重な歴史資料となっている。