「多摩地域経済団体横田飛行場民間利用促進協議会(仮称)」の発起式が2月2日、立川パレスホテルで行われた。
米軍横田基地の民間航空の利用を求め、多摩地域の商工会、商工会議所の大半で組織された同協議会。2020年の東京五輪に向け、民間利用の実現を目指す。
同協議会は、都商工会連合会などが音頭を取り、組織化を目指してきた。経済的メリットは大きいとして、大半の商工会、商工会議所が参加する。ただ、軍民共用に反対する瑞穂町などの商工会は参加を見合わせた。
発会式では、都商工会連合会長の村越政雄小金井商工会長を会長に選出するなど役員体制を決め、民間利用の経済効果を知らせるなどの啓発活動、民間利用が進む山口県の岩国基地への視察研修、都への民間利用の働きかけなどを柱とした活動方針を決めた。
参加団体からは「多摩地域の中央に位置する横田基地に民間航空を導入することは地域経済のさらなる発展と、将来の大交流時代への架け橋になる」との期待が高まっている。