あきる野で「里山めぐり」-水の歴史深い「秋留大地」を歩く

井戸や螺旋状の道の石積が美しい渕上の石積井戸

井戸や螺旋状の道の石積が美しい渕上の石積井戸

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 西多摩の里山や歴史を巡る企画を行う「街プレ倶楽部」(福生市加美平、TEL 042-539-3886)が12月10日と12日、「秋留台地の自然、歴史めぐり」を開催する。

瀬戸岡古墳・石積み

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 通称「里山めぐり」は、地元情報誌の「街プレ」に「西多摩の散策スポット」を執筆する市民記者らが、半日で巡れる散策コースとして独自に企画しているもの。歴史史書などから地元の人でも知らない隠れた見どころや歴史の紹介をし、時には寺院内の普段入れない建物も見られる。過去8回実施したが、募集後数日で定員になるほど人気に。これまで延べ約410人が参加し、西多摩以外からの参加も多いという。

 今年最後の第9弾は、秋川と平井川に挟まれ水に関係する地名が多い「秋留台地」と呼ばれる地域を歩く。湧き水が多く石器時代から人が暮らし、遺跡が点在する場所として古くから水田や、「小川牧」の名で知られる官牧が営まれたと伝わる。遺跡や牧は、技術を持ってこの地に住みついた渡来人の影響があるといわれる。近世では養蚕が盛んに行われ一面桑畑だった地域だ。昼食は「彩宴空間 あきる野 海山」で天ぷら御膳を用意する。

 当日は9時25分、JR五日市線「武蔵引田」駅集合。解散は菅瀬橋バス停で15時15分ごろを予定。参加費は2,500円(ランチ、マイクロバス、保険料など含む)。定員は20人ほど。要事前申込み。

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