多摩地域の牛乳だけで製造するブランド牛乳「東京牛乳」と、この牛乳を使い、東京スカイツリーのシルエットをあしらった標章を使用したクッキーとキャラメルなどの試行販売がこのほど、秋川ファーマーズセンター(あきる野市二宮)で始まった。
牛乳は、多摩地域で乳牛を生産する酪農家で構成された東京都酪農業協同組合(瑞穂町)と協同乳業(中央区日本橋)の共同開発による商品。同組合に所属する各農家が集乳し、日の出町の協同乳業東京工場で製造されている。
特徴は酪農を限定したことにより、脂肪分の年間平均値を3.9%に確保した点。産地も製造工場も都内のため、良質な地元の牛乳を毎日提供できることだという。
同組合は「生産者の見える牛乳」として「安心・安全」をPRするため、これまで協同乳業だけだった販売を独自に開始。同センターで200ミリリットル、500ミリリットル、1リットルの3種を販売するほか、「東京牛乳サブレ」(500円)や「スカイツリーミルククッキー」(800円)の販売も始めた。