アートプログラム青梅「雲をつかむ作品たち」が11月2日から、青梅市内5施設と市街のさまざまな会場で繰り広げられる。

　作家24人による展示は、同市立美術館（青梅市滝ノ上町）、明星大学青梅校（長淵）青梅織物工業協同組合施設（西分町）、吉川英治記念館（柚木町）を合わせた4カ所で行われる。同時開催となる、明星、多摩美術、武蔵野美術、東京造形の4大学の学生たちによる4大学学生展「蓋はなくなった」も、市内各所や青梅総合高等学校敷地内（勝沼）で行われ、期間中、青梅市内をアート一色に染める。

　11月2日13時～は、同市立美術館でオープニングレセプションが行われ、出品作家らによるシンポジウムが開かれる。11月9日11時30分～、13時30分～、16時～は同館で根元コースケさんによるパフォーマンスが、同16日・30日14時～は同館で「アーティストによるギャラリー・トーク」が、12月1日13時～は同館で幼児から小学生までを対象にしたワークショップが開かれる。

　学生展では11月17日・12月1日11時～、JR青梅駅前のMOギャラリーに集合後、学生の代表が会場を案内するガイドツアーが、12月1日14時～は青梅織物工業協同組合施設で「トーク・セッション」がそれぞれ催される。また会期中、市内小中学生を対象にしたスタンプラリー「ペタペタ青梅」も行う。

　同実行委員会代表の原田丕さんは「人々の生き方が問われる中、芸術文化の在り方を模索してきた。人々が想像する力や考える力を持つ、真に社会に根付く試みをしていきたい」と話す。

　展示は12月8日まで。問い合わせは同市立美術館（TEL 0428-24-1195）まで。