羽村の工務店社長が著した著書、図書館認定図書に-家造りへの思い込める

「家造りは楽しい。この仕事に携わり、心底そう思う」と櫻井さん

「家造りは楽しい。この仕事に携わり、心底そう思う」と櫻井さん

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 羽村の工務店「アネスト」(羽村市小作台)社長の櫻井武志さんの著書「人生で大切なことは、ぜんぶ家づくりが教えてくれた」(日本建築出版社)がこのほど、日本図書館協会選定図書に選ばれ全国の図書館に並んでいる。

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 櫻井さんは幼少期から、学校帰りに家の建築現場を見つけてはじっと眺め、毎日のように通いつめるような子どもだった。土台ができ、柱が建っていく。「だんだん家の形になっていくのが面白かった」。卒業文集では将来の夢を「建築家になりたい」とつづった。

 高校卒業後、当然のように地場の建設会社に就職。その後3社で現場監督として修業した櫻井さんだが、ゼネコンや建設会社の不誠実さにがくぜんとしたという。「お客さまには何の落ち度がないのに、成功と言える家造りにたどり着けない人がいる」

 「お客さまに正直で誠実な会社にしたい」と社名(アネストは英語で「誠実」の意)に思いを込め29歳で独立し、がむしゃらに働き続けた。同書は、そうした櫻井さんのこれまでの経験を通じ、失敗しない家造りへの思いを込めて著したという。

 2014年に引き上げられる消費税。「消費税を払うのは国民の義務。だけどそのお金は家造りの内容に反映されない」と櫻井さん。「しっかりした準備が、成功、そして幸せに必ずつながる」という。「新築を考えている人なら誰もが増税前に家を建てたいと思うはず。でも、慌てて進めるのではなく、納得のいく家造りを大切にしてほしい。そのためにぜひこの本を一読してほしい」とも。

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