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「物心付いたときには登っていた」-青梅の若きクライマーが全国大会へ

日々、練習に明け暮れる辻君(左)と大高君(右)

日々、練習に明け暮れる辻君(左)と大高君(右)

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 青梅の大高伽弥君(13、青梅市第3中)と辻風人君(13、青梅市吹上中)が、8月11日~13日に富山県で行われるスポーツクライミング競技「JOCジュニアオリンピックカップ大会」の東京都代表として出場する。

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 2人が出場するのは「リードクライミング」と呼ばれる部門。安全のための確保用具「リード」のみで、クライミングウォールという高さ15メートルの人口壁の到達点を目指す。持久力とテクニックを要する競技だ。

 2人がクライミングと出合ったのは3歳のとき。友人だった親同士が趣味で始め、2人は「物心付くころには始めていた」という。ボルダリングのメッカでもある青梅市御岳の岩場に行き、見よう見まねで岩に登っていたという。

 3歳の頃から2人を育て、現在はフリークライミングジム「カランバ」(青梅市新町)のオーナーである徳永信資さんの下、日々、練習を重ね、6歳のときに初めての大会に出場。中学になった今も帰宅後、ジムに通う日々を送り昨年、同大会で決勝まで残った。

 現在、日本で最も強くワールドカップでの優勝経験もあるクライマー・安間佐千さんにも月1回で指導を受け、月間の練習メニューを組んでもらう。現在は今年度の大会を前にし週5日、毎日4時間ほどの練習に明け暮れる。

 同種目のワールドカップは、全10戦あり総合優勝数で決まる。日本人では入間市にあるクライミングジムのオーナーでクライマーの平山ユージさんが達成している。「夢は平山さんに続き、ワールドカップ総合優勝を目指したい」と2人は目を輝かせていた。

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