昨年、3年ぶりに営業を再開した青梅の郷土家庭料理店「さわい」(青梅市沢井、TEL 0428-78-7288)が、土佐に伝わる「日中そば」の販売を始めた。
店主の塩島文代さんは10年前、夫の恭さんと同店を開店。故郷の土佐料理を提供してきたが、2年ほど前にがんを患い、いったん店を閉めた。闘病生活を経て昨年、営業を再開。土佐でも特定の地域でしか食べられていないという日中そばの提供を始めた。
「日中そば」は中華麺に、昆布やかつお節などでだしをとった讃岐うどん系のつゆで味わう、土佐に昔から伝わる郷土家庭料理。塩島さんが秘伝のひと味を加えた。中華麺のしこしこ感とつゆがマッチしたあっさりとした味わい。釜揚げちりめん御飯・煮物・漬物・デザートが付いて1,575円で提供する。
具材は土佐から取り寄せる。酒類も土佐の地酒。店内は自宅をそのまま店にした杉と、ヒノキの総木造りで、10人掛けのケヤキの大テーブルが3卓並ぶ広々とした空間。40人規模のコンサートも開けるという。
営業時間は11時~16時まで。要予約。不定休。