檜原村湯久保で3月28日、「檜原村植樹祭」が開催された。5種の苗木が地元に寄贈され、地元住民と都市住民が交流した。
苗木を贈ったのは東京銀座新ロータリークラブ。同クラブが同村での植樹に関わり始めたのが2010(平成22)年3月のこと。会員の田中淳夫さんと当時、同村村議で多彩なイベントを通じ都市住民との交流を進めていた湯久保在住の丸山美子さんのつながりを通し、山火事で焼けた杉林に桜の苗木を植樹。4年ほどで300本を植えた。
だが、土地は痩せていて、シカの食害もあり、木は育たなかった。それでも2014(平成26)年、同クラブは「日本さくらの会」の植樹事業を実現。2.5メートルの苗木200本を植樹した。その後も植樹祭は回を重ね、交流を続けてきた。
当日は湯久保自治会館で式典が行われ、同クラブ関係者22人を含む40人余りが参加。清水創平会長と同ロータリーアクトクラブの小林美穂会長から地元のまとめ役の丸山二郎さんにビワ、クチナシ、ヒュウガミズキ、ロウバイ、レモンの苗木が贈られ、同会館の庭などに植えた。
清水会長は「トラットリア築地トミーナのオーナーシェフ、富山晶行さんの『東京の秘境に行きませんか?』との呼びかけもあり、多くの人が参加してくれた。湯久保、檜原村の魅力を広く伝えていきたい」とあいさつ。来賓で吉本昂二村長が「村は過疎が進んでいる。対策として古民家の利用や新たな村営住宅を建設している。関係人口増加への取り組みも進めており、払沢の滝夏まつりなどに足を運び、ふるさと納税もお願いしたい」と呼びかけた。
植樹後は山道を20分ほど移動し、カシャクボ地区で古民家の再生工事を見学。入居を待つ河田亜紀子さんから「村の食、文化、自然を体験できる交流の場にしたい」との夢を聞いた。