「第58回青梅マラソン大会」が2月15日に開かれ、10キロと30キロの部に計約1万6500人が出場した。気温が4月上旬並みとなり、ランナーたちを苦しめたが、沿道の市民らの声援を追い風に青梅路を駆け抜けた。主催は青梅市・報知新聞社・青梅市陸上競技協会など。
30キロの部男子では、荒生実慧選手(NDソフト)が優勝。伊藤国光さん以来、史上2人目の2連覇を達成した。約20キロで抜け出し、そのまま逃げ切った。
女子30キロでは、座間栞選手(しまむら)が1時間44分57秒で優勝。高校生男子10キロは、古屋瑠佐選手(拓大一)が29分54秒の大会新記録で優勝した。
前日の開会式で、30キロの部の中村孝生審判長は「明日の12時は16℃、風が3メートル。こまめな給水をお願いしたい」と注意を呼びかけた。当日12時の青梅市の気温は、その言葉通り15.9℃。アップダウンが多いコースで苦しむ選手の体力を奪った。
ランナーを支えたのが給水所。公式とボランティアによる給水所が各所にある。約8キロ地点のJA西東京二俣尾支店駐車場では、青梅法人会西部支部が2013(平成25)年に始めた。2024年から法人会全体で取り組み始め、同時に大会公式の給水所にもなった。
青梅税務署員、昨年から加わった日本航空学園高校石川の生徒を含め80人ほどが活動。坂を上りきってきたランナーにドリンクなどを手渡した。
前日、住友金属鉱山アリーナ青梅で行われた開会式は、青梅市立第三中学校吹奏楽部の演奏で、歌手の三田りょうさんがテーマソングの「春を呼ぶ祭典」をさわやかに歌い上げ開幕。大勢待利明市長ら大会主催者らがそろう中、アテネ五輪女子マラソン金メダリストの野口みずきさん、箱根駅伝連覇中の青山学院大学の原晋監督、招待選手らが参加し大会気分を盛り上げた。
昨年4月に会長に就任し初めての大会となった同陸上競技協会の中野人志会長は「気温が高く脱水症状など選手の体調が心配されたが、給水体制を見直し事故なく大成功に終わった。選手はもとより大会を支えるすべての皆さんの一生懸命な姿に敬意を表したい」と話した。