青梅税務署で12月9日、2025年度中学生「中学生の税についての作文」と「小学生の税に関する絵はがきコンクール」で青梅税務署長賞を受賞した生徒2人、児童1人が「一日税務署長」を務めた。
作文で同署長賞を受賞したのは福生市立福生第一中学校3年の末永史乃さん、あきる野市立御堂中学校3年の竹内美惺さん。同署管内の中学校22校から1373編の応募があった。絵はがきコンクールで同署長賞を受賞したのは青梅市立吹上小学校6年の大野彩葉さん。同署管内の小学校32校から1463点の応募があった。
3人には西田誠署長から表彰状が贈られ、一日税務署長の委嘱状とタスキが渡された。末永さんと竹内さんは、署長訓示として同署員を前に作文を朗読し、納税の義務と税が国民の幸せのために公平に使われることの大切さを訴え、そのために税を正しく理解し、関心を持っていくことの必要性などに言及した。併せて大野さんの絵はがきが披露された。
続いて3人は、西田署長ら税務署幹部、西多摩納税貯蓄組合連合会の坂本保夫会長、青梅法人会の菊池一夫会長らとの名刺交換を行い、同署内を見回った。当日は国税庁e-Taxキャラクターの「イータくん」、法人会のキャラクターの「けんたくん」も駆けつけ応援した。
同税務署と同税務署管内の関係民間団体では、次代の日本を担う児童や生徒が税について関心を持ち、正しい理解を深めることを目的に租税教室の開催や税の作品の募集活動を行っている。
「中学生の税についての作文」は全国納税貯蓄組合連合会と国税庁との共催により毎年開催。「税に関する絵はがきコンクール」は全国法人会総連合と青梅法人会が主催、国税庁が後援し、同様に毎年開催されている。