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あきる野のパン工房、売れ残りパンを自販機で夜間販売 食品ロス削減へ

自動販売機の導入で、売り切れなかった手作りパンの夜間販売を開始

自動販売機の導入で、売り切れなかった手作りパンの夜間販売を開始

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 あきる野のベーカリー「手作りパン工房スリール」(あきる野市雨間)が10月16日、コインロッカー型自動販売機で、売り切れなかった手作りパンの夜間販売を始めた。

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 東京都環境公社の小売りロス削減総合対策の補助金を活用した、初の事業者提案として交付決定を受けたプロジェクトとなり、閉店後も翌朝まで手作りパンを販売することで食品ロスの削減を進める。

 同店では自家製酵母を使い1~2日をかけて発酵させてパンを作っているため、その日の天候の急な変化に合わせて製造量を変えることが難しく、売り切れなかったパンの廃棄が発生していた。自動販売機を導入することで、18時の閉店から翌日10時の開店まで、売り切れなかったパンを最大40%引きの価格で販売する。

 取り組みは、業界への波及効果が期待できる社会実装に向けた先進的なものとして補助金の対象になったという。

 同店を経営するSmile Maker(スマイルメーカー)の渡邊成吾社長は「添加物の少ない手作りパンは消費期限が短く、食品ロスが発生しやすいベーカリー業界において持続可能な食品ロス削減への取り組みを進めていきたい」と話す。

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