
都内では初開催となる「新商品・新サービス合同記者発表会」が10月14日、プリモホールゆとろぎ(羽村市緑ヶ丘1)で行われた。主催は羽村市商工会。
同商工会が手がける地域活性化プロジェクトの一環。参加事業者に経営資源を広める機会を提供し、新たな販路と取引先の拡大につなげる狙いがある。専門家から広報の知識を学んだ8事業者が、新商品・新サービスのターゲットやコンセプトを明確化し、発表会に臨んだ。
このうち「LINK NAIL」は「美爪育成3カ条」を発表。ハンドメイドデザイナーの荒川小百合さんは、サロンで角質、甘皮、形を整え、自宅で保湿を行い、爪を道具にしない、ゴム手袋で保護するなどを心がける3カ条を続ければ、美しい爪になると紹介した。
「発酵の力で、西多摩地域から暮らしをもっと豊かに」を掲げる滝島商店は10月25日、「FLATBASE羽村」を発酵食専門店としてリニューアルオープンすると発表。同時に西多摩地域の食材を活用した発酵食品第2弾として「檜原村産クロモジブレンド茶」を新商品として発売するという。
ローストハウス豆香(とうか)は、「発芽珈琲ホンジュラス(中いり・深いり)」を新発売すると発表。健康美容サロン「lino」は店舗を2・5倍に増築し、リニューアルオープンすることをアピールした。
イングスは、天候に左右されずに野菜栽培ができ、蓄電システムで電気代が無料になる「(仮称)蓄電システムスマート菜園」を開発したと発表した。
カッパジャパンは、12月1日に発売を予定する「ラーメンの枠にとらわれない」という「シン・トマトラーメン」を実演・紹介した。中島製作所は、同社の加工技術を使って生み出した編み物道具「i-cord NEEDLE(アイコード ニードル)」を発表した。
多摩チヨダは、自主学習スタイル教材の「電気制御機器学習教材エレトレ」を新発売することを発表した。
8事業者の発表に先立ち島田哲一郎商工会長は「6月から5カ月間かけて各事業者が広報力を磨いた。羽村で生まれ、羽村で育った事業者の物語を聞き、新たな挑戦を知ってもらい、伝えてほしい」と呼びかけた。