
今年で10周年を迎えた「青梅マルシェ」が10月19日、エイブルパーキング住江町駐車場(青梅市住江町)で開催された。3軒の野菜直売を含む、手作りの小物・アクセサリー、飲食など19店が並んだ。
中心市街地再生を目指して設立したまちづくり会社「まちつくり青梅」が10年前に初のマルシェを開催。まち歩きを通じて、出店する業者と地元の商店街が連携した仕組みを模索。その後、「こーよ青梅」に引き継がれ、1月、2月を除いて毎月1回のペースで開催。市内各地域にさまざまなマルシェが生まれるきっかけをつくり、「マルシェのまち青梅」と呼ばれる原動力になった。
「ちゃんちき堂」のシフォンケーキ、「武藤治作酒店」のクラフトビール、「とん吉」のライスメンチ、「チョコレート工房ZEN」などは常連の人気店。季節のリンゴシフォン、山椒(さんしょう)クラフトビール、コロンビア・ベトナム・トリニダートトバコなど産地別のカカオから製造されたチョコレートなども販売した。
事務局ではアート&クラフト用と食品関連用の金券ガチャ2台を用意。クラフト用は500円、食品関連用は1,000円で、それぞれ100枚限定で金券を販売した。1,000円ガチャの中には当日のみ有効の2,000円の金券もあり、来場者を喜ばせた。
ステージではバンド演奏や地下アイドル「SO.ON Project」のパフォーマンス、太鼓演奏が披露された。
事務局の黒澤志緒利さんは「青梅駅前にあった大型スーパーマーケットがなくなり、生活の助けから始まったマルシェだが、現在では開催場所も広がり、まちの活性化のために既存商店などをマルシェに呼び、通常時に店へ消費者を呼び込むきっかけづくりを行っている。今後もまちの魅力発信と開催地の拡大につながる取り組みを行っていきたい」と話す。