絶滅危惧種の山野草「クマガイソウ」、瑞穂の古民家ギャラリーで100株見頃に

可憐な花をつけるクマガイソウ

可憐な花をつけるクマガイソウ

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 瑞穂町の耕心館(瑞穂町)に4月下旬から、絶滅が心配されている山野草「クマガイソウ」が咲いている。

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 クマガイソウは環境省のレッドデータブックで絶滅危惧II類とされる珍しい山野草。同館の門を入り、左での蔵へ進む道沿いに花を付けている。

 落葉樹のそばに生えるクマガイソウ。7年前、12株を株分けしてもらったボランティアが同じ環境に近づけるため、竹やぶ付近に植え、水を極力やらずに乾燥に注意するなど、試行錯誤しながら育ててきた。そうした努力が実り今年、約100株が花を咲かせ、5月6日ごろに、見頃を終えるという。

 江戸時代末期の築造で武蔵野の旧家のたたずまいを残す邸宅を、同町が多目的スペースとして管理する同館。豪壮な母屋と二棟の土蔵は屋敷森に囲まれ、140種ほどの山野草などが季節ごとに花をつける。

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