青梅市は4月7日・8日、市民らに対し「林試式移動炭化炉(移動式炭焼き窯)」の使用説明会を開いた。
市内にある永山公園(青梅市本町)の北に位置する「青梅の森」の保全・整備を目的に昨年、同炉を購入。説明会に参加した市民らによる青梅の森専門家会議のメンバーに貸し出し、森の保全に役立てていく。
今後はルール作りを行う運営協議会などを設置した後、自然を体験する学習会やイベントへの貸し出しも行う。同炉を使うことで木材の水分を飛ばし、炭素が固定された状態の炭は水や土などの浄化効果も高い。イベントなどで市民に配布し、環境保全のための募金活動なども予定している。
同市担当者は「小学校や中学校のほか、市民でも、周辺住民の理解が得られた方にも貸し出していきたい」と話す。
問い合わせは同市公園緑地課緑地保全係(TEL 0428-22-1111)まで。