
「春季例大祭東町山車曳(ひ)き合わせ」が4月12日、羽村駅西口のJAにしたま本店駐車場で初開催された。地域のにぎわいを願い稲荷神社と東青壮年会が主催。五ノ神社、羽村市商工会青年部が協力し実現した。
当日は山車の競り合いが行われたほか、はやしの競演、踊り、エイサーなどが披露され、1000人ほどの見物客が集まった。15時、町内を巡行してきた東町(あずまちょう)の山車が広場に到着。はやしの音が高まり、五ノ神の山車も入場。はやしの競演に会場は沸き立った。東青壮年会の金田利之会長、島田哲一郎商工会長、橋本弘山市長らが鏡割りを行い、地酒「嘉泉」が振る舞われると祭は佳境に入った。
加美町や玉水保育園園児の踊りが華を添え、トリを飾ったのが横田西多摩エイサー太鼓。福生市を中心に多摩地域に密着し活動するエイサーと沖縄を愛する会員ら20人が迫力ある太鼓と踊りを披露した。
今回のイベントに協賛した地元の住宅設備会社「開成」の島田和史社長は「企画から実施まで多くの皆さんの協力に感謝したい。町内はもとより羽村市の活性化につながるイベントになれば」と話す。
同商工会青年部に協力を求めるなど裏方として曳き合わせを支えた小林貴純さんをはじめ、警備などで協力した同商工会青年部員らは見物客の笑顔を見て、ほっとした表情を浮かべていた。