奥多摩町で4月8日、眠ったワサビ田を復活させる開墾イベントが行われた。
同町の山奥に広がる大きなワサビ田。30年近く眠っていたワサビ田を復活させようと同町在住の滝島勇一さんと滝島航介さん親子が昨年秋から開墾を始めた。
放置された期間が長く、道も崩れ歩くのがやっとの場所。滝島さん親子の奮闘により整備は進むものの、人出不足に頭を悩ませていた。こうした現状を見て、滝島さんの知人がイベントを企画。当初、「参加者はあまり来ないだろう」と考えていたが、10人以上がイベントに参加した。
「きつい斜面を歩きながらでも参加者の目が澄み、いきいきと作業してくれた」と滝島さん。昼食は滝島さんの妻による豚汁、おにぎりが振る舞われ、参加者から「また参加したい」との喜びの声が多く上がった。
現在、滝島さんらはワサビ田の復活に向け、何回かに分け同様のイベントを継続して実施することを予定しているという。
問い合わせは 滝島航介さん(TEL 0428-85-2201)まで。