石川酒造(福生市熊川)が10月21日、羽村産のホップを使って醸造したビール「ペルツェン」を発売した。
ホップは羽村市羽中の清水亮一さんが栽培し、夏の終わりに同社社員が収穫作業を行った。生産量に限りがあり、タンク1本分を限定醸造した。
「最初はふんわり甘い香りがあり、その後ジューシーな果実感が出て、全体の印象は軽快でサラリとしている」という。
同酒造では5年ほど前から羽村産の米と水を使って醸造した日本酒「はむら」も製造しており、地域の農業振興や特産品開発に一役買っている。
同社営業部長の小池貴宏さんは「羽村産生ホップの香りを楽しんでもらえれば」と利用を呼びかける。
価格は660円(330ミリリットル瓶)。多摩の恵取扱店や同社内の売店「酒世羅」で扱う。