五日市警察署が9月7日、秋の全国交通安全運動期間(9月21日~30日)に合わせて「2024秋の交通安全の集い」を五日市会館(あきる野市五日市)で開催した。中嶋博幸あきる野市長、田村みさ子日の出町長、吉本昂二檜原村長らを来賓で迎え、関係者や市民など400人余りが参加した。
今年の秋の全国交通安全運動では、「反射材用品等の着用推進や安全な横断方法の実践等による歩行者の交通事故防止」「夕暮れ時以降の早めのライト点灯やハイビームの活用促進と飲酒運転等の根絶」「自転車・特定小型原動機付自転車利用時のヘルメット着用と交通ルール順守の徹底」「二輪車の交通事故防止」を掲げ、啓発活動を行っていく。
式典で、千手教一署長は3月に秋川街道で起きた乗用車がセンターラインを越え、高齢者が死亡した事故を踏まえ、「死亡者数は増加する厳しい状況にある。道路を利用する全ての人が交通ルールを守り、優しさと思いやりの心で交通安全を実践してほしい」と訴えた。
藤谷弘司五日市交通安全協会長は6月に優良交通安全協会として感謝状を受けたことを報告。「7つの支部を基本に春秋の交通安全運動や安全講習会の開催、広報などの活動に取り組んでいる。今後も五日市署や行政と協力し合って交通安全の徹底に努めていく」という。
次いで署員による交通安全教室が行われ、腹話術で「五日市交通安全なるほど川柳」などを披露。「夜目立つ 服着りゃ 10歳若返る」など、笑いも誘いながら安全の心得を分かりやすく指導した。
式典後は地元あきる野市出身の演歌歌手、三田りょうさんの歌謡ショーが行われた。多摩のご当地ソングで奥多摩町の「湖底の故郷」、八王子市の「燃えて宿場町」を披露。8月31日のキルギス共和国独立記念日の式典で歌った「風の旅人」は会場との掛け合いで盛り上がりを見せた。
最後は羽村第一中学校吹奏楽部の卒業生から成る東京ミッドウエスト吹奏楽団の演奏で、新曲の「悠久の故郷」を披露し、1時間余りのショーを締めくくった。