「たてばやし鍼灸(しんきゅう)院」(あきる野市秋川1、TEL 042-550-5598)が秋川駅北口に開院して、3月6日で1カ月がたった。
地元出身の院長、舘林周平さんは、あきる野西中学校で陸上競技に打ち込んだが、肉離れなどのけがに悩まされた。スポーツ推薦で高校進学後は1年生で都大会の走り幅跳びで3位に輝いたが、その矢先、難病の潰瘍性大腸炎を発症。高校を自主退学した。
けがを治し、大腸炎の症状を和らげてくれたのが、昨年12月まで同所で開業していた太田ハリ灸治療院の太田康照院長だった。「治療で通ううちに、いつしか鍼灸師を志していた」という。
通信制高校を卒業後、3年間、鍼灸専門学校に通い、国家試験に合格。鍼灸師の道を歩んでいた舘林さんに昨年12月、太田院長から閉院の知らせを受けた。「故郷に恩返しがしたい」と院を継ぎ、独立を決めた。
舘林さんは「一人一人にあった施術を心がけたい。地域の皆さんの健康な体づくりをサポートしたい」と話す。
座骨神経痛、ヘルニア、脊椎狭さく、五十肩、肩こり、膝関節症、エルボなどに対応するほか、美容鍼も行う。初診料は1,000円、施術費は3,500円(高校生以下は2,500円)。
営業時間は10時~19時(土曜は15時まで)。日曜・祝日定休。予約優先。訪問施術も受け付ける。