企画展「オオタカ-鷹とその文化」が現在、瑞穂町郷土資料館けやき館(瑞穂町箱根ヶ崎、TEL 042-568-0634)で開かれている。同町周辺の鷹場の歴史や鷹を飼育、調教して鷹狩りをする鷹匠の活動、狭山丘陵のオオタカの生態などを紹介している。
瑞穂町を含む北多摩地域の一部は江戸時代、尾張藩の鷹場に指定されていた。箱根ヶ崎村、石畑村、殿ヶ谷村など鷹場に指定された村は統制のため鷹場組合が組織され、村人の生活にも深く関わっていたことなどを解説している。
同展は同町に事務所がある日本鷹匠協会が監修。尾作文男会長が所有する鷹匠の道具類も展示し、鷹匠を紹介するビデオも上映している。同協会は鷹匠や鷹狩りに関する調査研究、普及啓発、情報提供などに取り組むほか、鷹狩りを実演したり、鷹匠の育成、絶滅の危機にひんしている猛禽(もうきん)類の保護活動なども行っている。
開館時間は9時~17時。火曜休館。入館無料。1月8日まで。