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青梅・奥多摩の美術館で「おばけ館_美術やしき」 大型作品展示や「驚き」の演出も

佐塚さんのアトリエでもある第2会場の国立奥多摩美術館

佐塚さんのアトリエでもある第2会場の国立奥多摩美術館

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 「せせらぎの里 美術館」(奥多摩町川井)と国立奥多摩美術館(青梅市二俣尾)で現在、作家・佐塚真啓さんの個展「おばけ館_美術やしき」が開かれている。

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 静岡県出身の佐塚さんは油絵で武蔵野美術大学に入学し、美術を学んだ。卒業後、東京都青梅市二俣尾の製材所跡地を、友人らと共にアトリエとして借りた。。2012(平成24)年、同所で展覧会を開いたことをきっかけに、「国立奥多摩美術館という一般通念としての国立でも奥多摩でも美術館でもない、まだ見ぬワクワクする美術を目指す企画」を始動させ、不定期で展覧会などを開いてきた。

 佐塚さんはこれまで、「美術」という言葉をキーワードに、「美術の概念を拡張する活動」を続けてきた。青梅ではラフティングで急流を下りながら美術作品を鑑賞するイベント「芸術激流」も開催。今回の展覧会は、美術大学志望時代に一心不乱に没頭していた油絵による個展とし、佐塚さん自身の原点に立ち戻った個展として企画した。

 展覧会タイトル「おばけ館_美術やしき」は昨年、佐塚さんがサウジアラビアにお化け屋敷を作りに行き、改めて美術や美術館について考えたことに由来するという。第1会場の「せせらぎの里 美術館」ではお化け屋敷を感じる演出も施す。第2会場でアトリエとして作業も行っている国立奥多摩美術館では、大型絵画などを含む多彩な作品を展示する

 「せせらぎの里 美術館」の開館時間は10時~17時。月曜休館。入館料は300円。国立奥多摩美術での会期は9月8日~10日、15日~17日、22日~24日で、開館時間は10時~18時。入館料は500円。両会場の間に位置する玉堂美術館とも連携し、3会場を巡るチケット(1,000円)を各会場で販売する。9月24日まで。

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