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あきる野「百万本のアジサイプロジェクト」 個人宅へ初の植樹

自宅へ植樹する苗を手にする早川さん夫妻

自宅へ植樹する苗を手にする早川さん夫妻

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 あきる野で行われている百万本のアジサイプロジェクトが4月3日、個人宅では初となるアジサイの植樹を行った。

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 あきる野市には、南澤忠一さんが約半世紀をかけ、たった1人で作ったアジサイ約1万5000株の花が咲く「南沢あじさい山」がある。南澤さんから剪定(せんてい)方法などを学び、管理運営を行う地元の若手事業者do-moと、同じく同市にあじさい園を持つ東京サマーランドが同プロジェクトを立ち上げ、南澤さんの「秋川渓谷へ訪れる人へ、すてきな思い出を作って帰ってほしい」という思いを地域の文化として継承するため、さまざまな事業を行っている。その一環としてこれまで、南澤さんの思いに共感し、アジサイの植樹を希望するあきる野市民や事業者、団体、学校関係者など募ってきた。これまで都立五日市高校などにも植樹を行ったが、今回は個人宅での初の植樹となった。

 同プロジェクトメンバーが西多摩の地域紙「街プレ」でコラムを連載しており、その中で呼びかけた植樹募集を見た同市二宮の早川さん夫婦から問い合わせがあった。「アジサイの花が好きで、たまたま情報紙を目にし、この素晴らしい取り組みを知った」と笑顔で話す早川久江さん。2つのスポットから、それぞれ持ち寄った苗を庭先3つのスポットに植え、プロジェクト名が入ったくいを打ち付けた。「アジサイの花がたくさん咲く街になったらすてき」と早川さん夫婦は目を細める。植樹を行った南嶋祐樹さんは「この百万本の取り組みがこの地域に広がり、アジサイの街になっていけば」と期待を込める。

 同プロジェクトでは今後も個人宅での植樹希望を募り、年2回程度、苗の配布を行う予定。学校や自治会が管理する公園、事業者なども随時、募集していく。

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