体験イベント「おいしく食べて竹林保全 東京の里山でメンマづくり」が4月29日、あきる野の竹林で催される。
竹は昔から日本の暮らしを支えてきたが、竹製品がプラスチックに置き換わり、タケノコは安価な輸入が増えた結果、日本各地で管理の行き届かない「放置竹林」が拡大。同市内にも数多く点在している。
ガイドである山田修一さんは首都圏などで、森林・里山環境保全活動やひきこもりの人の社会復帰支援、キャリア形成と地域社会課題解決に取り組んでいる。「環境保全活動を継続させていくためには、地域社会課題への理解度と循環型の仕組みが大切」と、国産メンマ研究プロジェクトを立ち上げ、各地でメンマ作り体験を企画してきた。今回のイベントでは、あきる野にある放置竹林が、生物多様性や人々の生活に与える影響について楽しく学び、切り出した若竹で国産メンマづくりを体験する。
当日はJR秋川駅北口ロータリーに集合後、竹林で竹の切り出しを行う。同市内のワイナリーへ移動し、竹の皮むきやカットを行いメンマづくりも行う。ランチはタケノコ弁当を用意し、メンマの土産も用意(大人料金のみ)。昼食時、会場となるワイナリーでワインも楽しむ(料金別途)。ゆで上げて塩漬けされたメンマは3カ月間発酵させ、後日、参加者の自宅へ届ける。
開催時間は9時20分~15時45分ごろを予定。参加費は、大人=1万2,800円、子ども(6歳~12歳)=6,400円、幼児(3歳~5歳)=1,000円。幼児料金は弁当が付かない。定員は15人。