4年ぶりとなる「吉野梅郷梅まつり」が現在、青梅市梅の公園(青梅市梅郷4)を中心に開催されている。
ウメ輪紋ウイルスの発生で伐採を余儀なくされるなど被害に苦しんだ梅の里だが、その後の再植樹により、約150品種、およそ1300本が花をつけるまでに復活。コロナ禍も乗り越え、まつりの人出も戻りつつある。
見頃を迎え始めた3月5日には、同園と日向和田駅を結ぶ神代橋通りで、まつりのメインとなる「観梅市民まつり」が開かれた。華やかな音楽隊や勇ましい甲冑(かっちゅう)隊のパレードで盛り上がりを見せ、市民舞踊の流し踊りや青梅ジュニアダンスクラブが花を添えた。沿道には見物客の笑顔があふれた。
郷土物産展もにぎわいを見せた。「梅の公園」の入り口にあるJA西東京吉野支店駐車場では、青梅きのこ生産振興会が採れたてのシイタケ、しらうめ会が梅の加工品などを販売。青梅せんべいなどの特産品の店にも青梅の味を求める姿が目立った。
11日・12日には「うめ酒まつり」、19日には「スイーツフェスタ」も予定。今月21日まで。