あきる野市の花の名所「南沢あじさい山」を管理運営するdo-moが12月17日、冬のツアー「南沢あじさい山で里帰りするリースづくりと薬膳鍋で温まる」を行う。

　約50年をかけて1万5000株以上の南沢あじさい山を造った南沢忠一さん。「南沢さんの思いを次世代に」と考える地元の若手事業者「do-mo」が後継者となって、保全やPR、商品開発などの他、関係する事業者たちよる「秋川渓谷を百万本のアジサイが咲く街に」を声に、年間を通じた「100万本のあじさいプロジェクト」構想も進めている。

　今回のツアーでは南沢さんから技術を受け継ぐガイドと一緒に南沢あじさい山を歩き、その物語を聞いた後、南沢さんの長女、和江さんのアジサイなどを使ったドライフラワー工房で、アジサイの花を使った「里帰りするリース作り」を行う。里帰りするリースとは、自然循環に沿ってワイヤーを使わず土に返せるよう天然素材のみで作ったリースを、自然の色の移り変わりや風合いの変化を自宅で楽しんだ後、再びアジサイの開花シーズンに山に返すもの。

　体験終了後は近隣のキャンプ場「do-mo forest自然人村」へ移動し、薬膳料理「あごだしショウガ鍋」を提供。食後はたき火を囲みながら、あじさい茶を楽しむ。敷地内にあるプライベートサウナで、あじさい茶を使ったロウリュウもオプションで用意。

　9時30分に南沢あじさい山集合で、14時30分頃にdo-mo forest自然人村で解散。参加費は1万円(ドライフラワー材料、食材、駐車場込み)。