受託切削加工を手掛けるリアリックス(瑞穂町殿ヶ谷)が2月、短編・掌編などの創作文の投稿サイト「時空モノガタリ」を立ち上げた。
加工製造業の同社は5年前より、「ペット用手元供養品(メモリアルカプセルなど)」「ダーツ用品」「純チタン製マイ箸」など自社製品の開発を開始。本を読むことや、書く事が好きだった同社の宍戸秀光さんは、ブログ小説などを見ているうちに筆力に優れた人が多いことを知り、「彼らに脚光が当たるようにしたい」と同サイトの立ち上げを考えた。
昨年9月から着手したサイトを今月初旬に公開した。ユーザーは与えられたテーマに沿った作品を投稿。同社が決める主催者賞と、閲覧者からの評価ポイント最上位の人に与えられる賞を用意し、入賞者には賞金を贈る。現在は今後の指針となるような作品を集め、サンプルコンテストとして第1回のコンテストを準備中。
宍戸さんは「将来的、モノガタリ日本として、短編や掌編の物語で各地域の魅力を発信するサイトを立ち上げ、各地域ごとに物語をまとめた小冊子などの発行も行っていきたい」と話す。