あきる野のアジサイの名所「南沢あじさい山」が6月11日～7月10日、開山する。期間中の6月25日、ミュージシャンで秋川渓谷あじさいアンバサダーの加藤登紀子さんら、アーティストを招き、「100万本のアジサイ音楽祭」を開催する。

　南沢あじさい山は、創山者である南澤忠一さんが約半世紀をかけて造り上げた花の山。地元では「花咲かじいさんのちゅういっちゃん」として親しまれ、現在は地元の若者で地域活性化事業を営むdo-moのメンバーが技術を継承しながら運営し、商品開発やツアー造成など、さまざまな事業を行っている。

　今回の音楽祭は都心部や秋川渓谷などでイベントを企画するアースガーデンが協力。「100万本のあじさい音楽祭」と題し、「Live forest 自然人村」(あきる野市深沢、TEL 070-3985-4878)を会場に開く。秋川渓谷あじさいアンバサダーの加藤登紀子さんを中心に、アーティストのyaeさん、新羅慎二(湘南乃風／若旦那)さん、青柳拓次さん、辻コースケさん、吉井盛悟さん(和太鼓)、お囃子（はやし）グループ(五日市社中・五日市中学校)を招く。音楽祭では「百万本のアジサイで街づくりを！」と題したトークイベントも。加藤登紀子さん、yaeさんの他、南沢あじさい山を造り上げた南澤さんやプロジェクト主宰者の高水健さん、アジサイの育成技術を継承する南嶋祐樹さんらが登壇し、南澤さんのこれまでの歩みやこれからについて語る。

　do-mo代表の高水健さんは「地域の名所として地元の人に愛してもらえるよう交流の場として企画した。南沢あじさい山を訪れる人と地元の人との出会いの場にもなれば」と話す。

　開催時間は12時～17時30分を予定。あきる野市民は身分証明書の掲示で、南沢あじさい山の入山者は入山券の掲示で、それぞれ入場無料となる。