JR秋川駅から徒歩10分の場所に「たかさん豆腐店」(あきる野市油平)がオープンして4カ月がたった。
豆腐は国産材料だけを使い、手作業で作る。大豆の品種はミヤギシロメ(宮城県)と越後姫(新潟県)。にがりはミネラル分の多い粗製海水塩化マグネシウムを使う。その日の天候や気温によって変わる豆の状態を見ながら、にがりの量や作り方を変えているという。「豆腐の味、香り、食感と、自分が納得できる商品を提供していきたい」と店主の大久保貴章さん。「ゆくゆくは無農薬大豆だけで作りたいが入荷が少ないのが悩み。農家を探していきたい」と話す。
兄の裕史さんは「とうふ工房ゆう」(青梅市裏宿)を経営。「ゆう」は全国豆腐品評会の絹部門で「弟が作った絹ごし豆腐」で金賞を受賞している。当時、兄の店を手伝っていた弟が貴章さん。兄弟で情報交換し協力し合っているという。
絹(250円)、よせ豆腐(380円)のほか、妻の有紗さんが作る豆腐スイーツ「おから焼ドーナツ」(プレーン、チョコチップ、シナモン、170~190円)も販売する。
営業時間は10時~18時。日曜・第4月曜定休。