新酒の季節を迎え、JR福生駅東口から徒歩5分の「いずみや」(福生市加美平2)でも、西多摩の酒蔵から搾りたての酒や生酒の入荷が始まった。
大きな緑の酒瓶が目印の同店。細長い店内はわずか広さ2.5坪だが、棚の上までズラリと日本酒の瓶が並ぶ。銘柄は福生の「嘉泉」「多満自慢」、青梅の「澤乃井」、あきる野の「喜正」「千代鶴」。ショーケースには冷えた地ビールも並んでいる。
角打ちのカウンターでは1杯200円から、店主お薦めの酒が試飲できる。新酒を求めて、都内からわざわざ来店利用する客もいるという。購入した酒をその場で飲むこともでき、柿の種、ピーナツなどのつまみも用意する。
店主の渡邉徹夫さん夫妻は3年前まで同所でコンビニエンスストアを営んでいたが、祖父が田村酒造場の杜氏だったこともあり、西多摩の酒を専門に扱う店に業態を変更。渡邉さんは「これから年内は次々に新酒が届く。会話の中で、西多摩の地酒のおいしさを伝えていきたい」と話す。
営業時間は11時~19時(金曜・土曜は20時まで)。日曜定休。