奥多摩駅から徒歩12分の場所にコーヒー専門店「カフェ ドラポーブルー」(奥多摩町氷川)がオープンして3カ月がたった。山小屋風の静かな店内で、カウンター越しの大きな窓からは緑の山々を眺めることができる。
メニューは、店主・橋詰定健さんがハンドドリップでいれたコーヒー(500円)とカレー(サラダ付き、800円、ハーフ500円)などの軽食。3種のケーキも橋詰さんが手作りする。
橋詰さんは30歳で脱サラ後、コーヒー一筋に生きてきた。60歳まで千代田区で喫茶店を経営。その後10年間、町内にある山のふるさと村の「レストランやませみ」(川野)を切り盛りし、調理のノウハウを身につけた後、6月に念願の自宅カフェを開いた。
70歳での開業にためらいもあったが、人生の終盤にこそ、「自分の好きな空間で、自分がおいしいと思うものを提供して、来た人に喜んでもらえたら」という気持ちが勝った。店名の「ドラポーブルー」が意味する「青い旗」を、営業日の木曜~日曜は店外に掲げている。
営業時間は10時ごろ~17時ごろ。駐車場4台分あり。