檜原村の「東京チェンソーズ」がスギを主とした村の木を使った新たな土産「山男のガチャ」を開発し、払沢の滝遊歩道に設置した。木のさまざまな部位を生かしたマグネットやバードコールなどの小さな木製品をガチャガチャで販売する。
同社は「東京の木を一本丸ごと使い切る」をコンセプトに、木を育てるところから伐(き)った木を製品化するところまで担う林業会社。今回、村の「ものづくりチャレンジ支援事業補助金」を活用して手軽で楽しい土産物を作った。
ガチャは1回500円。中身は現在8種類で、随時追加予定。同社の本山龍太郎さんは「無垢の木を使っているため色や形、木目や節の有無など一点ずつ異なる。手にすることで森を身近に感じてもらえたら」と話す。ガチャガチャの形体で販売することについては、「何が出てくるか分からないワクワク感を楽しんで」という。
同社では月の売り上げの一部を賃借料として納める形でガチャガチャ本体の設置場所も探している。