新型コロナウイルスの影響で大きな打撃を受けた奥多摩町の飲食店が5月21日、クラウドファンディング「BUY LOCAL okutama #地元を支えよう」を始めた。青梅市とあきる野市でも同様のプロジェクトが行われているが、奥多摩町の飲食店は観光客の利用が売り上げの大半を支えている事情があり、地元だけでなく遠方で暮らすファンにも支援を呼び掛けたいという。
発起人で「氷川食堂」を経営する「桜ホテルズ」オーナーの小林利男さんは「全国の飲食店と同じように奥多摩の飲食店も非常に厳しい状況にある。国、都からの給付金を待っているだけではなく、自分たちにもできることがあるならばやっていこうと決めてこのクラウドファンディングを立ち上げることにした」と話す。
参加店は「氷川食堂」「よりみち茶屋とおまわり」「だしまき玉子専門店 卵道(ランウェイ)」「陣屋」「山鳩」「雲仙屋」「炉ばた赤べこ」「カフェクアラ」「茶屋榊」「丹三郎」「鳩ノ巣釜めし」「ちわき」の12店。参加店は随時募集している。
各店1口5,500円の支援を募り、リターンは「食事券有り」「食事券無し」の2種を用意。食事券有りは、同額の食事券に加え店ごとのおまけが付く。食事券無しの場合は、決済手数料を除く95%が店に寄付される。支援期間は6月26日まで。