東京狭山茶の産地である青梅市や瑞穂町で新茶の販売が始まった。
創業90年の製茶問屋・小売業「茶のサシダ園」(青梅市今井、TEL 0428-31-3861)では、のぼりがいくつもはためき、新茶の売り出しを知らせている。自家茶園での手摘み茶をはじめ、1年分の生茶の摘み取りは5月末で終了。社長の指田健治さんによると、色、香り、味を封じ込める同社ならではの方法で保存し、注文に応じて自家工場で火入れ後、製茶し出荷しているという。
お薦めは「初みどり」(100グラム1,080円)や「奥狭山」(同1,620円)。贈り物には「秘園の司」(同2,160円)が人気という。
指田さんは、おいしく飲めるいれ方も指南する。風味を左右するお湯の温度が大事で、高温にすると渋味が強く、低めの場合はまろやかで甘みを感じるという。うま味と渋味のバランスが良いのは70~80度。いずれも1人分3グラム(ティースプーン山盛り1杯程度)を20~30秒ほどで抽出する。
営業時間は9時~19時。