福生市が全面的にロケ協力した映画「ミツコ感覚」が12月17日、テアトル新宿(新宿区)で公開される。
同作品の撮影クルーは、同市が撮影ロケの協力などを行う「福生ロケーションサービス」へ協力を依頼。昨年6月より撮影を始め、同市内の多摩川中央公園や熊川病院、旧福生水道事務所、市内飲食店など作品中のほとんどのロケーションを同市で行うこととなった。
同作品は、ソフトバンクのCM「白戸家シリーズ」などを手掛ける山内ケンジ監督がメガホンをとった映画初監督作品。東京郊外のとある街を舞台に、上司と不倫関係にある姉(石橋けいさん)と、街のスナックに勤める妹(初音映莉子さん)の美しい姉妹を取り巻く「幸せ探し」の物語をシュールでユーモラスに描く。同作品は「第27回ワルシャワ国際映画祭でインターナショナル・コンペティション部門」へのノミネートも決まっており、初監督作品での同部門へのノミネートは日本人監督で史上初の快挙となる。
映画公開に合わせ、同市は同劇場ロビーに市をPRするブースを設け、市内にある酒造の試飲や、同市B級グルメとして企画する「福生ドッグ」の無料試食など行う。初日には、監督と主演キャストの舞台あいさつも予定する。