だし巻き卵専門店「卵道(ランウェイ)」(奥多摩町古里、TEL0428-85-8337)が4月10日、JR古里の駅前にオープンした。
店主の河村周平さんはこれまで、西多摩の飲食店で調理を担当してきた。店で提供していただし巻き卵が常連客の間で人気となり、「昼もあれば食べたい」という声を多く受け同店開業を決意。水と卵にこだわった、だし巻き卵の専門店として、昼営業のみの店として開いた。
消毒臭の少ない水にこだわり、奥多摩で空き店舗を見つけた。さらに良い水を求め、現在は多摩川の源流である山梨県小菅村まで、水をくみに行きだしを仕込んでいる。小菅村に住み、わさび田を営農する叔父と祖母が作る、わさび漬けも合わせた。卵は青梅のかわなべ鶏卵農場から、卵黄が濃く卵白のしっかりした「深美卵」、卵黄の白いあっさりとした「ホワイトたまご」、濃厚な「東京烏骨鶏」の3種を仕入れる。
「だしは時間がたつほど消毒臭が際立ってしまう。極力、臭いのない水にこだわった。卵は個性のある3種をそろえた。まずは深美卵を使った、だし巻き定食がお薦め」と河村さんは話す。他にも、その日によって変わる手作りの「本日のプリン」もメニュー化した。
メニューは、だしまき定食(1.000円)、白だしまき定食(1.200円)、烏骨鶏だしまき定食(1.500円)、本日のプリン(300円)。営業時間は11時~15時。火曜定休。駐車場あり。